promenades de Lupin山岳犬【海くん】亡き後、カナリーヌの元にやって来たゴールデンレトリバー【ルパン】北海道の山や海を舞台にどんな散歩道(プロムナード)を歩くのでしょう? 


【ピリカヌプリ】【幌天狗岳】

   ↑  2017/03/21 (火)  カテゴリー: 未分類
カルミン@明日は天候が崩れる予報。自分の休日に天候が悪くてホッとするのは、初めてです。

今、この瞬間も目を閉じると
蒼穹の下に何処までも続く、白い日高の稜線が目に浮かびます。
相泊までの通行止めで、知床岳を断念。
ならば!と山ちゃんが計画してくれたのは、ピリカヌプリ初ピーク山行です。
カルミン、2010年に仔犬のルパンを引き連れ、トヨニ岳南峰下からピリカヌプリを目指しました。が、夜明けの風に叩きつけられ、低体温症になりかけ敢え無く撤退しています。
今回は、ダウンパーカーを新調し、ダウンパンツに極寒用シュラフ、薄手のダウンジャケットにダウンベストまで持ちました。パンパンに膨らんだ90リットルザック。
女子力を発揮して、共同装備は軽々の銀マットとテントポールのみ!
総量17キロのザックを背負い二人の頼もしい山男に守られ?意気揚々と
野塚トンネル脇のP帯から上二股を目指します。
しっかりしたスノーブリッヂを数カ所渡り、長い長い東尾根に取り付きます。
でも、こちらのコースはトヨニ岳まで殆ど狭く細い稜線がないので、安心して歩けるんですって。
ジワジワ登り、トヨニ岳南峰。
主稜線に出るまでに5時間かかりました。
そこは、日高山脈の連なり、その全ては細く険しい稜線で繋がっています。
ピリカヌプリは、遥か北西に真っ白くたおやかな姿で微笑んでいるようです。
まさに、日高の女王。美しい山ピリカヌプリ!
南日高には珍しく風もなく陽はサンサンと降り注いでいます。
行けるところまで進もう。
北峰の下のコルに、知り合いのパーティがテントを張っていました。
互いに健闘を誓い合い、更に北へ進む事2時間。山ちゃんが何ヶ所か目を付けていたテン場のうち、co1512の次のポコの手前に絶好の寝床がありました。
丁度雪庇が切れた斜面が壁になり、広い平地には3張り程もテントが張れます。
夕陽を浴びて一層艶やかになったピリカヌプリよ、おやすみなさい。
翌朝は夜明けの風をやり過ごし、日の出を待ってスタートです。
踏み出した足の先は、硬く締まった細い稜線。アイゼンが気持ちよく効きます。
硬すぎず、軟すぎず、所々は足幅のナイフリッジではありますが、兎の足跡だけ続く稜線は繊細なレースの様な雪庇に縁取られています。
左右は深い深い沢、躓いて転んだら、谷そこまで堕ちるのでしょう。
でもカルミン、怖いとゆうより愛おしい!だってこの稜線はあの山々に繋がっているんです!
(※注 恐怖心の度合いには、個人差があります)
唯一、山頂直下のは、アイゼンの前爪が辛うじてひっかかる位、ピッケルさえ跳ね返される硬い壁は、かなり怖かった。
グイッと見上げる頂に向かって
「絶対あそこに立つ!ピリカヌプリに立って、あたしピリカヤマンバになるー!」と歯を食いしばりました!
グイグイ力任せに這い上がった丸い山頂。ピリカヌプリを囲むソエマツ岳、春別山、神威岳も素敵、ペテガリ岳はどこから見ても色男。向こうに見えるのはもしや幌尻?
日高の神様ありがとう!そしてなにより感謝してもしきれない我が同行者さん達が、下から力強い足取りで登頂して来ました。引き締まった表情が逞しい限りです!
「早く早くー!あたしの写真撮って下さいよぅ!スマホに向かって、スマイルって言えば自動シャッター切れますから!はいっこれ持って!」
「はいはい、スマイル!あれ?すまいる!」・・・
ごめんなさい、訛り対応機能付いてません。
下山するのに、これ程後ろ髪引かれた事はありませんが、このまま札幌に帰ります。
何度も何度も振り返り、また細い細い稜線を辿り、長い長い尾根を降りました。
あれ程辛い下山をした事はありません。
一晩寝てもまだ感動冷めやらぬカルミン。
今日は、今回同行出来なかった仲間達を誘って、幌天狗岳をユルユル登り、
ドッシリと勇壮な群別岳に対面しました。
仲間に昨日ナイフリッジで撮影した動画を観せると、「これを観て決心しました!来週ピリカヌプリに行こうと思ってたけど、止めます!」
あれ?逆効果?
何はともあれ、
これで日高主稜線踏破、残り3座となりました。
いつの日か、未踏の峰々に立てることを夢見ながらさて明日は、体のメンテナンス!130キロのバーベル担いで来まーす!






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